田中晴也(日本文理)

柔と剛を併せ持つ北信越屈指の逸材

日本文理(新潟)
田中 晴也(たなか はるや)
投手/186センチ92キロ/右投左打
【こんな選手】
柔と剛を併せ持ち、投打にわたり存在感を示す二刀流。剛速球を投げ込み、マウンドでの圧倒感が際立つが、修正能力に長け、クレバーな一面も。合理的な投げ方を体現できる技術面、負けず嫌いの精神面も大きな魅力だ。2年夏の関根学園戦、3年春の東京学館新潟戦と野手に専念した試合で1試合2本塁打をマークするなど、打力も要注目。

最終回は、終わらない 日本文理高校甲子園準優勝の真実 [ 岡田浩人 ]

【中学時代】
出身チーム:長岡市立南中学野球部(軟式)
主な実績:新潟県選抜の一員として第19回全国中学生都道府県対抗野球大会in伊豆に出場し、ベスト4。

【1年秋】
新潟県大会(ベスト8)
:4回戦の長岡大手戦では投げては無失点で繋ぎ、打っては本塁打をマークするなど、投げては2試合に登板、打っては長打3本と投打にわたる活躍で、頭角を現す。

【2年春】
新潟県大会(4回戦)
:2回戦の新潟東戦では投げては無失点で繋ぎ、打っては三塁打と本塁打をマーク。3回戦の佐渡戦は2失点完投。4回戦の関根学園戦で最終回に5失点を許し、5-6でサヨナラ負けを喫した。

【2年夏】
新潟大会(優勝)
:5試合に先発し、38回を投げ、失点8。決勝の新潟産大付戦では自己最速の144キロをマーク。打っては唯一野手に専念した準決勝の新潟明訓戦でソロ本塁打を2本をぶっ飛ばした。
【投球】
対戦相手  登板 回数 安 振 球 点 責
新潟産大付 先発      9   8   9   2   3  3
新潟明訓  未登板
関根学園  先発    10   8   6   2   2  2
帝京長岡  先発      8   7   7   3   3  3
長岡    先発      2   1   3   0   0  0
新発田中央 先発      9   6   8   2   0  0
【打席】
対戦相手   打 安 本 点 球 犠
新潟産大付   4  1   0   2   1  0[3・投]
新潟明訓    5  2   2   2   0  0[3・一]
関根学園    5  1   0   1   0  0[3・投]
帝京長岡    3  1   0   1   1  1[3・投、一]
長岡      3  2   0   2   1  0[3・投、一]
新発田中央   5  0   0   0   0  0[3・投]
甲子園(2回戦):2回戦(初戦)の敦賀気比戦では、8回148球の熱投で自己最速の147キロをマークするも、初戦敗退。
【投球】
対戦相手 登板 回数 安 振 球 点 責
敦賀気比 先発   8    15   7   4   8  8
【打席】
対戦相手 打 安 二 三 本 点 球 犠
敦賀気比   5  1   0   0   0   1  1  0[3・投、一]

【2年秋】
新潟県大会(準優勝):7試合、39回を投げ、奪三振44、失点6。3回戦の加茂暁星戦では打っては二塁打、三塁打をマークするなど投打にわたる活躍で北信越大会出場に貢献する。
北信越大会(ベスト8):準々決勝で星稜に1-3で敗れるも、2試合12回を投げ、奪三振13と存在感を示す。
【投球】
対戦相手 登板 回数 安 振 球 点 責
星稜   先発   8   5   6  2   3  3
高岡商  交代   4   4   7  0   0  0
【打席】
対戦相手 打 安 二 三 本 点 球 犠
星稜     3  1   0   0   0   1  1  0[3・投]
高岡商    4  1   0   1   0   0  1  0[3・一、投]

【3年春】
新潟県大会(準優勝):4回戦の関根学園戦では先発し、4回を投げ、5連続を含む奪三振8。許した走者は安打1、四球2の3人のみ。準決勝の新潟明訓戦では被安打8、奪三振10で2失点完投。6回には自己最速タイの148キロで見逃し三振を奪った。決勝の東京学館新潟戦では野手(中堅手)に専念し、右翼場外への満塁弾を含む2打席連続本塁打をマーク。

【3年夏】
新潟大会(優勝)
:投げては準決勝の北越戦では自己最速の150キロ、決勝の帝京長岡戦で延長11回を自責点0で投げ切る。打っては初戦(2回戦)の加茂暁星戦で満塁本塁打をするなど、投打にわたる活躍で2年連続の甲子園を決めた。
【投球】
対戦相手  登板 回数 安 振 球 点 責
加茂暁星  先発      7   3   8   3   0  0
三条    未登板
新発田南  未登板
新潟    先発      9   6 14   2   1  0
北越    先発      7   7   4   6   5  1
帝京長岡  先発    11   3   9   3   1  0
【打席】
対戦相手   打 安 本 点 球 犠
加茂暁星    4  1   1   4   0  0[3・投]
三条      4  1   0   0   0  0[3・一]
新発田南    4  2   0   2   0  0[3・一]
新潟      4  2   0   1   0  0[3・投]
北越      5  2   0   2   1  0[3・投、一]
帝京長岡    5  0   0   0   0  0[3・投]
甲子園(1回戦):新潟大会でできた右指のマメがつぶれるなど、本来の投球ができず、2年連続の初戦敗退となった。
【投球】
対戦相手 登板 回数 安 振 球 点 責
海星   先発   6     8   3   1   7  7
【打席】
対戦相手 打 安 二 三 本 点 球 犠
海星     4  1   0   0   0   0  1  0[3・投、一]

【最速150キロ】
150キロ:3年夏の新潟大会、準決勝の北越戦で2回に自己最速の150キロをマークし、見逃し三振を奪った。
148キロ:2年秋の北信越大会、高岡商戦で自己最速タイの最速148キロをマーク。
【変化球】
カーブ、スライダー、カットボール、スプリットなど

甲子園に挑んだ監督たち [ 八木澤高明 ]

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