前田悠伍(大阪桐蔭)

半端ないキレと投球センス

大阪桐蔭(大阪)
前田 悠伍(まえだ ゆうご)
投手/179センチ75キロ/左投左打
【こんな選手】
スピンの効いたストレートがシュルシュルと音を立てるように構えたミットに吸い込まれていく。球速以上に感じる半端ないキレがあり、打者が捉えたと思っても差し込まれてしまうほど。スライダー、チェンジアップなど飛び道具も自在に操れる。投球センスが素晴らしく、状況に応じた対応力や粘り強さも併せ持ち、勝てる要素が詰まった世代を代表する好左腕だ。

超強豪校 甲子園での傾向と対策 [ 田尻賢誉 ]

【中学時代】
出身チーム:湖北ボーイズ
主な成績:1年時、アメリカで開催された2018年カル・リプケン12歳以下世界少年野球大会に日本代表として出場し、決勝の韓国戦で先発するなど世界一を経験。3年時の衣笠祥雄旗争奪 第2回全京滋中学硬式野球大会で準優勝など。

1年夏の甲子園大会ではボールボーイを務める。
【1年秋】

大阪大会(優勝)
:背番号14を着け、初のベンチ入り。5回戦の大商大堺戦で被安打4、失点1で公式戦初完投すると、準決勝の履正社戦で無四球完投。決勝の金光大阪戦では7回から登板し、3回を無失点で切り抜け、優勝に貢献した。
近畿大会(優勝):1回戦の塔南戦で被安打2の完封(7回コールド)、準々決勝の東洋大姫路戦では、7回から登板し、3回を被安打1、無失点。準決勝の天理戦では、自責点0の無四球完投(7回コールド)、打っては右中間へ3点本塁打をマークしている。

対戦校 登板
天理 先発 29 92 9 2 0 0 1 0
東洋大姫路 交代 10 37 1 3 0 1 0 0
塔南 先発 25 88 2 6 1 2 0 0

明治神宮大会(優勝):2回戦(初戦)の敦賀気比戦で4回から登板し、6回を被安打2、奪三振10の快投を見せ、一躍有名になった。準決勝の九州国際大付戦では、被安打4、奪三振7の2失点完投(7回コールド)。決勝の広陵戦では、8回から登板し、被安打3、失点1で試合を締めくくった。

対戦校 登板
広陵 交代 11 40 3 0 2 0 1 1
九州国際大付 先発 27 105 4 7 2 0 2 2
敦賀気比 交代 20 77 2 10 0 1 0 0

同年秋の公式戦は、通算11試合に登板し、完投5、7勝0敗、防御率0.78
【2年春】
甲子園(優勝)
:2試合13回を投げて自責点0と抜群の安定感を見せて優勝に貢献した。また、準々決勝の市和歌山戦で4回からは5者連続奪三振をマークするなど、投球回数を大幅に上回る23個という奪三振ショーを繰り広げた。

対戦校 登板
近江 先発 25 112 2 11 1 0 1 0
市和歌山 先発 20 86 1 12 1 0 0 0

 

【最速145キロ】
145キロ(1年秋終了時点)
【変化球】
スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム
【その他】
50メートル走6秒5、遠投100メートル

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