森山陽一朗(広陵)

彗星の如く現れた好右腕

広陵(広島)
森山 陽一朗(もりやま よういちろう)
投手/181センチ83キロ/右投右打
【こんな選手】
2年秋の大会前までは無名の存在であったが、広島県大会で背番号20を着け、公式戦で初めてベンチ入り。3位決定戦の広島工大高戦で公式戦初先発ながら2失点完投勝利すると、続く中国大会で快刀乱麻の投球を披露し、一躍主役に躍り出た。強力なエンジンを搭載し、真っ向からバチーンと叩きつけるようなストレートは球速以上に迫力がある。豪快に腕を振って緩急がつけられ、ハマった時は手が付けられないほど。

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【中学時代】
出身チーム:広島南リトルシニア
主なポジション:投手。所属していた同学年は4名であった。

【2年秋】
1年冬に右肩を痛めたため、その間は徹底的な下半身強化やフォームの修正に取り組んだ。2年夏頃から本格的に投球練習を開始した。
広島県大会(3位):背番号20でベンチ入り。大会では短いイニングの登板のみであったが、3位決定戦の広島工大高戦で公式戦初先発。被安打8の2失点完投勝利で中国大会進出を決めた。
中国大会(優勝):全4試合に先発し、27回2/3で被安打9、自責点2の好投で優勝に貢献。瞬く間に中国地区を代表する右腕に躍り出た。特に準々決勝の下関国際戦では、8回まで被安打0。最終回、先頭の仲井慎に左前安打を許したものの、優勝候補と目されていた強打の下関国際を相手に被安打1の完封劇は凄まじいものがあった。
明治神宮大会(準優勝):2回戦の明秀日立戦で6回を投げ、被安打6、奪三振6、自責点3で全国デビュー。全3試合に先発し、15回1/3を投げ、被安打22、奪三振12、自責点12。
【3年春】
甲子園(2回戦):1回戦の敦賀気比戦で先発し、7回2/3を投げて、被安打2、奪三振6、四球1、無失点で三塁を踏ませなかった。2回戦の九州国際大付戦でも先発し、毎回のようにピンチを迎えるも、7回を投げて被安打10、自責点2(失点2)と粘投。試合は1-4で敗退する。

【ストレートの最速】
143キロ(2年秋終了時点):2021年10月22日(山口マツダ西京きずなスタジアム)、秋季中国大会1回戦の倉吉総合産戦で最速143キロをマーク。
【その他】
50メートル走6秒5、遠投100メートル

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