榎谷礼央(山梨学院)

シュルシュルと出色の回転数

山梨学院(山梨)
榎谷 礼央(えのきや れお)
投手/179センチ75キロ/右投右打
【こんな選手】
安定感のあるスムーズなテイクバックからシュルシュルと音を立てるような球が構えたミットにズバッ。縦軌道の腕振りからの回転数は出色で、打者がとらえたと思ってもポップフライになってしまうほど。制球力抜群で多彩な変化球を操った巧みな投球も大きな魅力だ。祖父・鈴木詔彦さん(1961年夏)、父・優史さん(1993年春)はともに浜松商で甲子園出場している。

OVER 結果と向き合う勇気 [ 上原浩治 ]

【中学時代】
出身チーム:浜松リトルシニア
主な成績(ポジション):第47回日本リトルシニア日本選手権大会1回戦。当時から投手としてのセンスが際立っていた。

【1年夏】
独自大会の山梨大会(準優勝)
:1年生ながらベンチ入り。
2020年甲子園高校野球交流試合はベンチ入りせず。
【1年秋】
山梨県大会(ベスト8)
【2年春】
山梨県大会(ベスト8)
:今大会から背番号1を背負う。準々決勝の日本航空戦で先発するも途中で降板し、チームは0-11で敗れる。
【2年夏】
山梨大会(ベスト4)
:先発2試合、救援2試合の全4試合に登板し、17回1/3を投げ、被安打15、奪三振16、四死球6、自責点4。準決勝で富士学苑に2-4で惜敗し、夏の選手権山梨大会5連覇ならず(独自大会を除く)。
【2年秋】
山梨県大会(優勝):決勝の帝京三戦では6回途中から登板し、3回1/3を投げ、被安打1、奪三振4で無失点に抑え、チームの逆転勝利を手繰り寄せた。全5試合に登板し、16回を投げ、被安打8、奪三振11、四死球2、無失点で優勝に貢献した。
関東大会(準優勝):1回戦の拓大紅陵戦で3回途中から登板すると、5回1/3を投げ、被安打3、奪三振5、自責点1。準々決勝の白鷗大足利戦では7回を投げ、被安打5、奪三振6の完封(7回コールド)。準決勝の浦和学院戦では延長10回、142球を投げ切り、被安打5の自責点1。連投となった決勝の明秀日立戦でこそ、2番手として登板し、4回2/3を投げ、自責点3であったが、全4試合、27回を投げ、自責点5と大会を通して安定感が光った。
【3年春】
甲子園(1回戦):1回戦の木更津総合戦で先発し、延長13回タイブレークで1死満塁から押し出しの死球で敗れるも155球を投げ、被安打9、失点2(自責点1)と好投が光った。両チームの投手(越井颯一郎、榎谷礼央)がタイブレークの試合で完投したのは春夏を通じて初めて。

【最速144キロ】
144キロ(2年秋終了時点):2年秋、関東大会準決勝の浦和学院戦で自己最速を1キロ更新する144キロをマーク。
【変化球】
スライダー、カットボール、チェンジアップ
【その他】
50メートル走6秒5、遠投100メートル

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